明日を売る店 Vol.1の表紙

BOOK · VOL.1

明日を売る店 Vol.1

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失敗を消せるボタン。人の本心が聞こえるイヤホン。一分だけ若返る腕時計。どんな列にも並んでくれるロボット。明日の幸運を先に使えるカード。細い路地の先に現れる、不思議な店。《明日を売る店》では、人々が心の底で願っていた商品を買うことができる。 ただし、便利な商品には、説明書に書かれていない結末が待っている。 失敗を恐れた会社員は、人生からすべての選択を失っていく。他人の本音を求めた男は、言葉を信じられなくなる。過去へ戻りたい老人は、自分の未来を代金として支払う。 欲望、後悔、孤独、成功への焦り。

出版社
灯雨文庫
形式
Kindle版
巻数
Vol.1
ASIN
B0HCMDYXVB
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READ A LITTLE

物語の冒頭を、少しだけ。

『明日を売る店 Vol.1』より

黒田修司は、失敗するたびに眠れなくなる男だった。 仕事で数字を一つ間違えた夜も、会議で言葉につまった夜も、同僚に余計な冗談を言った夜も、布団の中で何度も同じ場面を思い返した。 どうして、あんなことをしたのだろう。 なぜ、あのとき気づかなかったのだろう。

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