BOOK · VOL.10
明日を売る店 Vol.10|店員が客になった日
明日を売る店を見る細い路地の奥にある《明日を売る店》。さまざまな願いを売り続けてきた店員は、《販売担当者は客ではない》という決まりのため、一度も商品を使ったことがない。一日だけ客になった店員、四十七年間売れ残った願い、値札のない銀色の鍵、初めて与えられた休日。店員自身が自分の願いと向き合う、少し不思議で、少し皮肉で、ときどき切ないショートショート五編です。
- 出版社
- 灯雨文庫
- 形式
- Kindle版
- 巻数
- Vol.10
- テーマ
- 不思議な世界に入りたい
- ASIN
- B0HMPXLBGN
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READ A LITTLE
物語の冒頭を、少しだけ。
『明日を売る店 Vol.10|店員が客になった日』より
《明日を売る店》の店員は、客の顔をよく覚えていた。 赤いボタンを買った男。本音を聞く機械を持ち帰った男。一分だけ若返る時計を使った老人。父親を交換した少年。名前まで覚えている客もいれば、商品と帰り際の表情だけが記憶に残っている客もいる。
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