泣きたい時に読む本 第六巻 雨の日の待合室の表紙

BOOK · VOL.6

泣きたい時に読む本 第六巻 雨の日の待合室

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雨の日の野々宮駅。古い待合室には、誰かを待ち続けてきた人たちが訪れる。迎えに来なかった父。約束に遅れた恋人。帰ってこない娘。最終電車に乗れなかった息子。三十二年間、妹を待ち続けた駅員。雨音の中、止まっていた時間がゆっくり動き始める五つの物語。

出版社
灯雨文庫
形式
Kindle版
巻数
Vol.6
ASIN
B0HC52RW96
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READ A LITTLE

物語の冒頭を、少しだけ。

『泣きたい時に読む本 第六巻 雨の日の待合室』より

雨の日の野々宮駅には、時間がゆっくり流れている。 山あいを走る単線の途中にある、小さな駅だった。 上りと下りの列車は一時間に一本ずつ。改札の向こうには短いホームが一本あり、駅舎の隅には木造の待合室が残っている。 雨が降ると、古い窓ガラスが白く曇る。

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