READ A LITTLE
物語の冒頭を、少しだけ。
『天まで届け、積読タワー』より
本には、二種類ある。 読んだ本と、これから読む本だ。 少なくとも、佐伯直人はそう考えていた。 世間では後者を「積読」と呼ぶらしい。 しかし直人は、この言葉があまり好きではない。 積読。 どうにも響きがよくない。 買ったのに読んでいない。 やるべきことを放置している。 冷蔵庫の奥で賞味期限を迎えた豆腐のような、薄い罪悪感が漂っている。
続きはAmazonで読むKindle版の作品ページが開きます。
SAME SERIES
