帰り道で会いましょう vol.6の表紙

BOOK · VOL.6

帰り道で会いましょう vol.6

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弟の三回忌の夜、終電を逃した灯真は、静かなバス停で“ありえない再会”を果たす。そこに現れたのは——亡くなった弟・悠真。自己肯定感が低く、「俺なんか」と口ぐせのように自分を責め続けていた弟。救えなかった後悔は兄の時間を三年間止めていた。 「兄ちゃんに……言えなかったことがあるんだ。」 弟は、生前抱えていた弱さ、言えなかった苦しさ、そして兄に伝えたかった“最後の本音”を語り始める。 「兄ちゃんの人生を、生きてほしい。」 兄が背負い続けてきた痛みと、弟が残した願いが静かに重なる、涙の一夜の物語。

出版社
灯雨文庫
形式
Kindle版
巻数
Vol.6
ASIN
B0GTV69KZM
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READ A LITTLE

物語の冒頭を、少しだけ。

『帰り道で会いましょう vol.6』より

終電の一本前の電車を逃して、 俺——灯真(とうま)は、静まり返った夜道を歩いていた。 街灯はところどころ切れかけて、 オレンジ色の光が舗道に濁った円を落としている。

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