俳句の先生 Vol.1|春風の一句の表紙

BOOK · VOL.1

俳句の先生 Vol.1|春風の一句

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灯雨文庫の雰囲気なら、個人的には 白川こと葉 が合います。やさしくて、言葉を扱うシリーズ感も出ます。本当の気持ちが少しずつ置き去りになっていた。三崎結衣、三十六歳。会社では頼まれた仕事を断れず、いつも笑って引き受けてしまう。本当は疲れている。本当は苦しい。けれど口から出るのは、いつも同じ言葉だった。そんなある夜、結衣は雨上がりの路地で、小さな町家を見つける。軒先の看板には、ただ一言。俳句の先生。そこにいたのは、藤野しず枝という老婦人だった。しず枝先生は、結衣に励ましの言葉をかけるわけではない。答えを教えるわけでもない。ただ、静かに問いかける。雨上がりの道。

出版社
灯雨文庫
形式
Kindle版
巻数
Vol.1
ASIN
B0H68FC354
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READ A LITTLE

物語の冒頭を、少しだけ。

『俳句の先生 Vol.1|春風の一句』より

三崎結衣は、三十六歳になってから、自分の口癖に気づいた。 「大丈夫です」 朝、上司に急ぎの資料作成を頼まれたときも、そう言った。 「三崎さん、今日中にこれ、お願いできる? 明日の会議で使いたくて」

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