BOOK · VOL.13
絵がやさしく語る夜に|遠い街の灯り
絵がやさしく語る夜にを見る暗い夜空の下、遠くに揺れる小さな街の灯り。叶わなかった夢、返ってこないメッセージ、帰れない実家への想い、遠く見える未来。《遠い街の灯り》が、距離は絶望ではなく歩けば近づける希望の証だと教えてくれる、静かな癒しの短編集です。
- 出版社
- 灯雨文庫
- 形式
- Kindle版
- 巻数
- Vol.13
- テーマ
- 美術と絵画をめぐる物語
- ASIN
- B0H3MBWVDH
Amazonで読むKindle Unlimited対象
READ A LITTLE
物語の冒頭を、少しだけ。
『絵がやさしく語る夜に|遠い街の灯り』より
《遠い街の灯り》は、夜の街を油絵で厚く描いた一枚だった。暗い群青の空に、無数の窓の明かりが点々と散っている。どれも小さく、遠い。けれど、不思議と温かい。その前に、三十代前半の男性が立っていた。 疲れたような、それでいてどこか諦めきれない表情で、街の明かりを見つめている。 「……遠いんです」 彼はぽつりと口を開いた。 「何が遠いのでしょう?」 「全部です。やりたいことも、なりたい自分も、大切な人との距離も」 油絵の夜景は、近くに見えるようでいて、決して手に触れられない。
続きはAmazonで読むKindle版の作品ページが開きます。
SAME SERIES
同じシリーズの作品
SAME MOOD
