BOOK · VOL.2
詩人相談室 Vol.2
詩人相談室を見る静かな喫茶店「灯り亭」を訪れる人々の“言葉にならない揺らぎ”を描く、やさしい短篇連作シリーズ第2巻。今巻のテーマは、「自分を責めすぎてしまう心」。・人の目が気になってしまう・頼まれると断れない・会話のあと、何度も反芻してしまう ・SNSで他人と比べて落ち込む そんな“自分を許せない夜”に、詩人・詩森はるが、静かに言葉を差し出します。 読み終えたとき、ほんの少しだけ肩の力が抜ける一冊です。
- 出版社
- 灯雨文庫
- 形式
- Kindle版
- 巻数
- Vol.2
- テーマ
- 短い時間で読める短編
- ASIN
- B0GQ6S6VQJ
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READ A LITTLE
物語の冒頭を、少しだけ。
『詩人相談室 Vol.2』より
喫茶店「灯り亭」のドアベルが、澄んだ音をひとつ落とした。 夕方から夜へと変わりはじめた空気が、細い風になって店内へ入り込む。 窓の外では、通りを行き交う人の影が長く伸びていた。 その影をぼんやりと見つめるようにして、スーツ姿の女性が席に腰を下ろす。
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