BOOK · VOL.5
角館
たびとぬくもりのものがたりを見る黒塀の武家屋敷通り、枝垂れ桜が静かに春を待つ町──角館。「桜が目覚める匂い」を教えてくれる人々の穏やかな声。角館には、派手さではなく“守られた静けさ”がある。歩くだけで胸の奥がふわりと軽くなる。本作は、そんな角館の日々を五つの短編に閉じ込めた旅の物語。ゆっくり読みたくなる、やさしい旅情をお届けします。
- 出版社
- 灯雨文庫
- 形式
- Kindle版
- 巻数
- Vol.5
- テーマ
- 旅の気分を味わう物語
- ASIN
- B0GQR5M4JS
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READ A LITTLE
物語の冒頭を、少しだけ。
『角館』より
角館駅に降り立った瞬間、空気の透明さに思わず深呼吸した。 山々に囲まれた町は、静けさの奥にやさしい温度があり、 朝の光がまだ淡く街道を照らしている。 駅から少し歩くと、黒塀が続く武家屋敷通りが姿を見せた。
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