BOOK · VOL.2
5分探偵 Vol.2|毎朝書き換わる黒板メニュー
5分探偵を見る商店街の喫茶店で、開店前に書いたはずの黒板メニューが、なぜか毎朝少しだけ書き換わっている。値段が変わるわけでもなく、品切れのいたずらでもない。けれど、その“ほんの少しの違い”が続くうちに、店主も常連客も落ち着かなくなっていく――。 相談を受けたのは、古い雑居ビルの二階にある5分探偵事務所。少し天然でつかみどころのない探偵・五十嵐いつきと、しっかり者の助手・真壁すみれが、喫茶店の前に残された小さな違和感を追いかける。 書き換えているのは誰なのか。いたずらなのか、親切なのか、それとも別の理由があるのか。
- 出版社
- 灯雨文庫
- 形式
- Kindle版
- 巻数
- Vol.2
- ASIN
- B0GX3CS97B
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物語の冒頭を、少しだけ。
『5分探偵 Vol.2|毎朝書き換わる黒板メニュー』より
駅前つばき商店街の角にある喫茶店「ルナ」は、朝の光がよく似合う店だった。木枠の扉、真鍮の取っ手、少しくすんだガラス。開店前には、店主の早川志乃が店先に黒板を出し、その日のおすすめを書き込むのが日課になっている。 その朝も、志乃はチョークを手に黒板に向かっていた。 本日のおすすめ ナポリタン
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