旅する鑑定士の事件帖の表紙

SERIES

旅する鑑定士の事件帖

旅先で出会う古い品々。その傷や手触りに残された記憶を、旅する鑑定士が読み解きます。

全20冊を掲載

はじめての方へVol.1からがおすすめです
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ABOUT THE SERIES

古い品に残る傷から、人の記憶を読み解く

『旅する鑑定士の事件帖』で鑑定士が手に取るのは、宿帳、古い写真、羅針盤など、長い時間を人から人へ渡ってきた品々です。傷や手触り、修復の跡を手がかりに、その品が見てきた出来事を読み解きます。

価値を数字で決めるだけではなく、品を守った人、手放した人、受け継ぐ人の思いまでたどる旅のミステリーです。古道具と土地の空気、人の記憶が重なる物語を楽しめます。

こんな人におすすめ

  • 古道具や鑑定の物語が好きな人
  • 旅先の小さな謎を楽しみたい人
  • 物に残る人の記憶を読みたい人

BOOKS

作品一覧

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.20|祝いの日に使わない鶴の表紙

VOL.20

旅する鑑定士の事件帖 Vol.20|祝いの日に使わない鶴

柊木朔

北陸の老舗菓子店「朝倉菓舗」の蔵で見つかった、翼を広げた鶴の菓子木型。裏には「祝いの日には使わないこと」と刻まれていた。百年以上の菓子控帳に記録がないのに、木肌には何百回も使われた痕跡が残る。草壁悠介が側面の五十本の線と「戻」の一文字を手がかりに、祝いがなくなった日と人々の記憶をたどる旅情鑑定ミステリーです。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.19|三つの名前を持つ宿の表紙

VOL.19

旅する鑑定士の事件帖 Vol.19|三つの名前を持つ宿

柊木朔

瀬戸内の小さな島で、改修中の旅館「潮路館」の床下から古い木製看板が見つかった。表には「潮路館」、裏には「浜乃家」、削られた木肌の下には「月凪荘」。一度も名前を変えていないはずの宿に、なぜ三つの名前が残されているのか。草壁悠介が看板と古い記録を手がかりに、宿の始まりと消された名前をたどる旅情鑑定ミステリーです。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.18|届かなかった二十五通の表紙

VOL.18

旅する鑑定士の事件帖 Vol.18|届かなかった二十五通

柊木朔

山あいの町の旧郵便局で見つかった、二十五枚の絵葉書。二十五年間、毎年同じ十月十二日に同じ父親へ出され、切手も消印もあるのに一枚も配達されていなかった。さらに桐箱の底から、父が書きながら出さなかった返事が現れる。草壁悠介が父と息子の間に残された距離をたどる、旅情鑑定ミステリーです。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.17|売らないための値札の表紙

VOL.17

旅する鑑定士の事件帖 Vol.17|売らないための値札

柊木朔

閉店した古道具店から見つかった、作者不明の小さな木彫りの馬。首の値札は三百円、三万円、三十万円と何十年もかけて引き上げられていたが、売れた記録は一度もなかった。さらに底から現れた「〇円 返す」という四つ目の価格。草壁悠介が、物の値段と価値の違い、木馬と人々の間に残された関係をたどる旅情鑑定ミステリーです。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.16|大きくならなかった背広の表紙

VOL.16

旅する鑑定士の事件帖 Vol.16|大きくならなかった背広

柊木朔

閉店を控えた港町の老舗仕立屋から、一着の紺色の背広が持ち込まれる。内ポケットにあった二枚の採寸票は二十年離れているのに、すべて同じ数字だった。唯一増えた「右肩四センチ」という記録から、誰かと同じ道を歩いても同じ人になるわけではないことを読み解く鑑定ミステリーです。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.15|八つ目の扉の表紙

VOL.15

旅する鑑定士の事件帖 Vol.15|八つ目の扉

柊木朔

雪の残る温泉町。百年以上続く旅館の離れから、七つの扉を開く一本の鍵が見つかる。木札に残されたのは「八つ目は、開けないこと」という言葉だった。存在しない八つ目の扉と、六十八年間誰にも開けられなかった黒い箱。古い旅館に残された「返しもの」をめぐる鑑定ミステリーです。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.14|消える七分間の表紙

VOL.14

旅する鑑定士の事件帖 Vol.14|消える七分間

柊木朔

一日に一度だけ、七分間だけ遅れる懐中時計。裏蓋には「七分だけ、待ってください。」という文字が刻まれていた。旅する鑑定士・草壁悠介が調べると、昭和三十三年、一人の少女を待つため七分遅れて出発した路線バスへとつながっていく。時計に残された六十八年前の旅立ちをたどる鑑定ミステリーです。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.12|材料のない料理帳の表紙

VOL.12

旅する鑑定士の事件帖 Vol.12|材料のない料理帳

柊木朔

雪国の旧家から見つかった、一冊の古い料理帳。煮物、漬物、祝い膳。どの料理にも材料と分量が細かく書かれている。ただし、最後の一頁だけは違った。料理名は、「旅立ち膳」作り方は残されているのに、材料欄だけがすべて削り取られていた。 さらに頁の間から見つかったのは、家を離れた者たちの名前が書かれた小さな紙片。 嫁いだ娘。奉公へ出た少年。戦地へ向かった青年。 そして、一枚だけ裏に、 「出せず」 と書かれた紙。 その名は、六十年以上前に家から消えた少女・篠崎初江だった。 古道具鑑定士・草壁悠介が料理帳を調べると、旅立ち膳には決まった材料が存在しなかったことがわかる。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.11|岸へ近づく舟の表紙

VOL.11

旅する鑑定士の事件帖 Vol.11|岸へ近づく舟

柊木朔

湖畔の古い旅館に飾られた、一幅の水墨画。霧の湖には、小さな舟が一艘描かれている。旅館の主人によれば、その舟は数年に一度、少しずつ岸へ近づいているという。そして舟が動いた年には、必ず一人、長く帰らなかった客が戻ってくる。 古道具鑑定士・草壁悠介が訪れたのは、鏡ヶ淵湖のほとりにある老舗旅館「湖月館」。 調査を始めた悠介は、水墨画の舟が後から何度も描き加えられていることに気づく。 さらに三十年前、この旅館から一人の女性が姿を消していた。 杉原澄江、当時二十二歳。 湖畔には草履だけが残され、遺体は見つからなかった。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.10|傷の増える狐面の表紙

VOL.10

旅する鑑定士の事件帖 Vol.10|傷の増える狐面

柊木朔

祭りのたび、傷が一本ずつ増える狐面。誰も触れていないはずなのに、今年は祭りの前から新しい傷が刻まれていた。古道具鑑定士・草壁悠介が訪れたのは、山あいの白峰神社。神社に伝わる狐面は、年に一度、秋祭りの夜だけ蔵から出される。 面には十七本の傷。裏側には、村の記録に存在しない子どもの名――「サク」。 さらに十年前、狐舞を務めるはずだった榊直人の弟・湊が、祭りの直前に山で姿を消していた。 悠介が傷を年代順に調べると、それらは偶然の損傷ではなく、白峰山の奥へ続く一本の道を描いていることがわかる。 面を修復するたび、新しい木へ写され続けた傷。榊家だけに伝えられた傷帳。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.9|月夜の古文書の表紙

VOL.9

旅する鑑定士の事件帖 Vol.9|月夜の古文書

柊木朔

昼間には、何も書かれていない一枚の和紙。けれど月の光が差し込む夜、そこには消された村の名と、百四十二人の名前が浮かび上がる。古道具鑑定士・草壁悠介が訪れたのは、山中に建つ古寺・常明寺。寺の書庫から見つかった桐箱には、 「月のある夜に開くこと」 と記されていた。 月光の下に現れたのは、地図にも戸籍にも残っていない村――月白村。 三十七戸、百四十二人が暮らしていたにもかかわらず、村名は石碑や過去帳から意図的に削られていた。 村人は罪人だったのか。病を隠していたのか。山を奪った者だったのか。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.8|硝子工房の欠けた杯の表紙

VOL.8

旅する鑑定士の事件帖 Vol.8|硝子工房の欠けた杯

柊木朔

完成したその日に、わざと縁を欠けさせられた透明な杯。なぜ職人は、自ら完成品を壊したのか。古道具鑑定士・草壁悠介のもとに届いた依頼は、山あいの硝子工房に残された一つの杯を調べること。杯の底には、先代職人・朝比奈透の刻印。しかし工房の日誌には、別の若い職人・水瀬怜がその杯を吹いた記録が残されていた。 他人の作品に、自分の名前を刻んだのか。作品を奪うために、欠けさせたのか。 手がかりは、昭和六十一年の若手工芸展。右手を負傷した職人。二人で作った対の杯《息》と《光》。一人の名前を消し、別人の作品として出品しようとした工房主。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.7|線路沿いの弁当箱の表紙

VOL.7

旅する鑑定士の事件帖 Vol.7|線路沿いの弁当箱

柊木朔

廃線になった小さな駅に残されていた弁当箱には、使われなかった切符と、見送れなかった朝の記憶が入っていた。古道具鑑定士・草壁悠介のもとに届いた依頼は、旧真砂駅の事務室から見つかった古いアルミの弁当箱を調べること。 蓋には、駅員・田上幸雄の名前。蓋の裏には、細く刻まれた「いってらっしゃい」の文字。そして中に入っていたのは、弁当ではなく、古い時刻表と一枚の硬券切符だった。 切符は、真砂から潮見港ゆき。日付は、昭和五十二年十月十七日。しかし、その切符には改札鋏の跡がない。 誰かは、その列車に乗るはずだった。けれど、乗らなかった。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.6|桜染めの着物の表紙

VOL.6

旅する鑑定士の事件帖 Vol.6|桜染めの着物

柊木朔

仕立てられなかった桜色の反物には、三人が守り続けた春の記憶が残されていた。古道具鑑定士・草壁悠介のもとに届いた依頼は、城下町の老舗呉服店「染乃屋」に残された反物を調べること。桐箪笥の奥から見つかったのは、淡い桜色に染められた一反の反物。亡き祖母・染谷千鶴は、その反物を生涯仕立てることなく、大切に守り続けていた。 反物の端には、仕立てれば隠れてしまう場所に銀糸の小さな刺繍。箱の中には、差出人不明の一文。 「桜が散る前に、仕立ててください。」 なぜ祖母は、この美しい反物に鋏を入れなかったのか。なぜ、それでも捨てずに守り続けたのか。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.5|古時計の止まった朝の表紙

VOL.5

旅する鑑定士の事件帖 Vol.5|古時計の止まった朝

柊木朔

午前五時十七分で止まった懐中時計には、ひとつの朝に託された命の記憶が刻まれていた。古道具鑑定士・草壁悠介のもとに届いた依頼は、山間の旧家から見つかった古い懐中時計を調べること。時計は動かない。針が指しているのは、午前五時十七分。 亡き祖父は几帳面な人だったにもかかわらず、その時計だけは直そうとせず、生涯止まったまま大切にしていた。 なぜ、その時刻で止まっているのか。なぜ、日記のある一日だけが破られているのか。そして、祖父が毎年書き続けていた届かなかった手紙の相手とは誰なのか。 手がかりは、昭和三十四年九月十七日。朝霧橋を襲った山崩れ。戻らなかった母と叔父。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.4|海鳴りの羅針盤の表紙

VOL.4

旅する鑑定士の事件帖 Vol.4|海鳴りの羅針盤

柊木朔

北を指さない羅針盤が、忘れられた海の約束を指し続けていた。古道具鑑定士・草壁悠介のもとに届いた依頼は、古い港町の廃業した船宿から見つかった羅針盤を調べること。亡き父が「絶対に捨てるな」と言い残したその羅針盤は、壊れているように見えた。どこに置いても、針は北を指さない。ただ、海のある方角だけを指し続けている。 手がかりは、昭和三十七年の海難事故。消えた漁船・凪丸。行方不明になった兄。密航の噂。そして、帰る場所を失った一人の男。 悠介は、古い船宿、港町の資料館、羅針盤の中に隠された紙片をたどりながら、父が一生語らなかった夜の真相へ近づいていく。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.3|写真館の少女の表紙

VOL.3

旅する鑑定士の事件帖 Vol.3|写真館の少女

柊木朔

閉店を迎える古い写真館で見つかったのは、受け取り手のない一枚の写真だった。写っていたのは、白いワンピースを着た少女。けれど、撮影台帳にはその少女の名前が残されていない。写真の裏に書かれていたのは、たった一言。 「迎えに行けなくて、ごめん」 古道具鑑定士・草壁悠介は、写真館の二代目・清瀬修一とともに、写真に残された手がかりをたどり始める。 白い門。午後三時。失くしたペンダント。母と娘で撮られたはずの、消えた一枚。 やがて悠介は、五十年前の秋の日、少女が本当は何を待っていたのかを知ることになる。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.2|雨の宿帳の表紙

VOL.2

旅する鑑定士の事件帖 Vol.2|雨の宿帳

柊木朔

古い宿帳に残されていたのは、雨の日だけ記された、亡き男の名前だった。古道具鑑定士・草壁悠介のもとに届いた依頼は、山あいの温泉旅館で見つかった差出人不明の木箱を調べること。木箱の中に入っていたのは、昭和の古い宿帳と、一本の万年筆。宿帳には、すでに亡くなっているはずの男・水野清一の名前が、雨の日だけ何度も記されていた。 なぜ、死んだはずの男の名前が宿帳に残されているのか。なぜ、その記録は二〇六号室にだけ結びついているのか。そして、万年筆と未開封の手紙に隠された本当の理由とは。

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旅する鑑定士の事件帖 Vol.1|北の灯りの表紙

VOL.1

旅する鑑定士の事件帖 Vol.1|北の灯り

柊木朔

古い道具には、値段では測れない物語がある。草壁悠介は、全国を旅しながら古道具や古文書を鑑定する鑑定士。ある日、彼のもとに届いた依頼は、亡き祖母が残した古い蔵の鍵を探してほしいというものだった。「蔵は、まだ開けないで」 祖母が最期に残した不思議な言葉。部屋に隠されていた「北の灯りを忘れない」という紙片。そして、蔵の奥から見つかった黒く焦げた古いランプ。 そのランプには、昭和二十七年の火事、ひとりの若者の火傷、祖母が七十年抱え続けた感謝が隠されていた。 手がかりは、北海道小樽へ。

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